展示会ご報告: 「Laser2005」 (2005年6月14〜17日 ドイツ・ミュンヘンにて開催)

2年に1度開催されるヨーロッパ最大のレーザー展示会に出展した。当社は海外展示会への出展として2004年韓国のフォトニクス・コリアや同年中国で行われたフォトニクス・アジアなどを経験しているが、欧米圏では初である。

<会場エントランス>

今回は、ヨーロッパ圏への市場参入を念頭に、当社の主力製品であるフェムト秒レーザーIFRIT(イフリート)を動展示にて出展した。

日本から遠く離れたヨーロッパへのIFRIT空輸は初めての試みではあったが、現地で木枠梱包から取り出されたIFRITの立ち上げは順調で、「メンテナンスフリーのフェムト秒レーザー」と謳っている製品の特性を傷つけることなく設置が完了した。

<弊社ブース、手前IFRITが展示されている>

会場は大きく3ホールに分かれ、当社ブースは“Lasers and Optronics”のカテゴリーにブースを構えた。4m×3mのブースにはIFRIT+3D加工機と空間位相変調機の展示がちょうど良く収まるサイズで、ガラスプレートへの加工実演と、展示用にスケルトンで作られた空間位相変調機のユニークな動きに足をとめるビジターが多数あった。学生から各国のディストリビューター、研究者、メーカーの方など多くの方より当社の製品や技術に関する熱心なご質問を頂戴した。

東京ビッグサイトや幕張メッセで行われる日本の展示会と比較すると、会場全体にダイナミックな造りのブースが多かったように思える。おもわず見上げて、身を引いて遠くから全体像を見たくなるような巨大ブースが目を引いた。

オープンエアーのカフェテリアが設置され、これまたビッグなランチにお供のビールといういかにもドイツらしい光景が見られた。

<現地の作業員とIFRITの運び出し>

4日間の展示会は無事に終了し、はるばると飛んできた当社IFRITが現地の作業員によって運び出されるのを眺めながら感慨深くなった。そのIFRIT3D加工機は、欧州最大のレーザーのディストリビューターからの申し出により、現地にて貸し出しデモを実施中である。期せずして、欧州でIFRITのデモが継続的に実施されることになり、今回新たなビジネスの可能性も開けた。これを機に、海外市場でもより一層の発展に努める所存だ。

(サイバーレーザー 広報部 木村)

TOPページへ